先日、発売が開始されたiPhone12ですが、ついに?充電器が付属されなくなりました。
これまでは付属の充電器を使ってた人も、新しく充電器を購入しなければいけなくなったわけですが

どういう充電器を購入したほうが良いか、よく分からないです…
そんな方も居るんじゃないでしょうか。
市販されてる充電器って、すごい種類がありますから、その中から一つ選ぶのって難しいものですよね^^;
ですが、選ぶポイントを明確にしてやれば、おのずと機種は絞られてくるんです。
その選ぶポイントとは、「急速充電の規格」です。
充電というのは、やみくもにされているわけではありません。ある規格に沿って、充電されているんです。
ですから、その充電規格を知っておくことが、まずは大事なんです。
Contents
iPhoneの充電規格は?
iPhoneに対応する充電規格は二種類。
- 独自規格
- USB-PD(パワーデリバリー)
これはどんな規格なのか、簡単にですが見ていきます。
(Apple)独自規格
独自規格は、1.0A・2.1A・2.4A、の三種類。
数字の後ろについている「 A 」は、アンペア(電流)を表しています。
この独自規格の電圧は5Vなので、電力はそれぞれ 5W・10.5W・12W ということになります。
【1.0A】iPhone SEなどに付属してくる充電器のタイプです。いわゆる標準的な充電ですね。5Wですから急速充電ではありません。
【2.1A・2.4A】1.0Aの倍の電流ですから、電力も倍になります。いわゆる急速充電と呼ばれるのが、このタイプです。
家電量販店などでは、「2.4A」と表記されている充電器をよく見かけると思いますが、このiPhoneの充電規格に合わせてあるんですね。
USB-PD(パワーデリバリー)
USB-PDというのは、USBを扱う業界団体が定めた国際共通規格です。
iPhoneだけの規格ではありません。最近のAndroidスマホも、ほぼ全て対応してきていいる規格なんです。
このUSB-PDというのは
従来のものより大きい電圧・電流を使い、出力(電力)を大きくします。
従来の規格では電圧5Vが主流でしたが、USB-PDでは、5Vだけでなく9V・12V・20Vの電圧を使えるようになりました。
電流も最大5Aまで送れます。
ですから
従来の充電と比べ、より大きな電力で充電出来ます。
細かい数値は特に気にする必要はありません。充電スピードが従来のものより速いと認識しておけば良いかと思います。
それともう一つ、大きな特徴があります。
この規格はUSBというもの全般の規格なので
充電出来るのはiPhoneだけではありません。iPadやMacBookも、同じように急速な充電が可能です。
本体がUSB-PDに対応してるものなら、スマホに限らずタブレットでもノートパソコンでも、充電が出来るんですね。
いろんな機種の充電が一個の充電器で賄えるわけですから、かなり便利な機能なんです。
USB-PDまとめ
従来の充電規格より大きな電力で充電出来るため、充電スピードが速い。
スマホ、タブレット、ノートパソコンでも充電可能。(対応機種であれば)
ということで結論。
iPhoneの充電器は、USB-PDに対応したものが最適である。
これで決まりです^^
USB-PD対応オススメ充電器
オススメするのは、もちろん全てUSB-PDに対応した充電器です。
iPhone8からiPhone12まで対応しているものを選んでいます。
Anker PowerPort III Nano 20W
USB-PD3.0に対応するAnker社の充電器。
この機種は、かなり小さいのが特徴です。
出力はApple純正品と同じく20Wですが、大きさは約半分しかありません。
約27mmの立方体な形状で、重量は約30g。
残念ながらコンセントプラグは折り畳めないんですけど、それでもかなりコンパクトな充電器です。持ち運びすることが多い人なら、とても重宝すると思います。
それと、注目して欲しいのが価格です。
現在Amazonでは、1,780円で購入出来ます。
対して、Apple純正品は2200円。若干ですけど安い価格設定になっています。
Apple純正品より小さくて安い、だけど性能は同等。
そんなオススメな充電器です。
AUKEY Omnia Mini 20W PA-B1
iPhone12の登場に合わせて、10月31日に発売されたAukey社の充電器です。
出力は20W。USB-PD3.0に対応してます。
サイズは
この機種も、Apple純正品より小さくなっています。
価格は、1,980円。
上で紹介したAnkerの充電器と、性能・大きさはほとんど同じです。どちらを選ぶかはお好みで、といったところでしょうか^^;
RAVPower 61W USB-C充電器 RP-PC112
RAVPower社のこの充電器の特徴は、出力が大きいこと。
USB-PD3.0に対応し、最大61Wまでの出力が可能です。
61Wですから、iPhone・iPadはもちろん、Macbookも充電可能な出力なんですね。
※ちなみに、Macbook Pro 13インチに同梱される電源アダプターが61Wです。
そして、この機種は窒化ガリウム(GaN)が採用されています。
窒化ガリウム(GaN)の充電器というのは
高出力なわりには小型で、充電中にあまり熱くならない。
そんな優れた特徴を持っているんです。
※窒化ガリウム充電器の特徴については、こちらも参照してください。

この機種 RP-PC112は私も愛用してますが、小さいですしホントに熱くならないし、安心して充電ができていますよ。
価格はちょっと高めですが、iPhoneもMacbookも使っている方には、オススメの充電器です^^
RAVPower 90W RP-PC128
この充電器は、USB-Cのポートが二口ついたタイプ。
USB-PD3.0に対応し、出力は90Wです。
iPhone12の充電とMacbook Proの併用を、らくらくと賄えるだけの出力を持っています。
しかも、窒化ガリウム(GaN)を採用しているので、大きな出力でも安心して使えます。

さすがに価格は高めですが、USB-Cポートを二つ同時に使いたい方には、オススメの充電器です。
Apple純正 20W
最後に、オススメというのはおかしいかもしれませんが、Apple純正品を挙げておきます。
他社製品は何だかちょっと…という方や、やっぱりApple純正品が安心だよ!と思われてる方も居るでしょうから。
もちろん、出力は20W。
安心安定の純正品です。
まとめ
iPhone12に最適な充電器は、USB-PDに対応したものを選ぶ。
これが、Appleが言う20Wの急速充電を享受するためには、必須事項になります。
今まで付属されていたものでも充電は可能ですが、急速な充電は出来ません。
そして、今回オススメした充電器は、Apple製品以外のものにも急速充電が出来ます。(Apple純正品は除く)
Androidの端末やNintendo Switchなどが、そうですね。USB-PDに対応している機器なら急速充電が可能です。
ということで
どうせ買うなら、USB-PD対応の充電器一択になっちゃいますね^^;
その中でも、いろんな種類があるんですけど
予算や他に持っている端末など、自分の環境に合った充電器を選んでくださいね(^-^)
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