RAV POWER社から、GaN(窒化ガリウム)を採用した高出力の充電器RP-PC128が発売されました。
出力は、なんと90W。
90Wというと、ちょっとしたハイエンドなノートパソコンでも充電可能な出力ですね。
MacBookでいえば、 Airの全モデルとProの13~15インチモデルまで充電出来ちゃいます。
GaN(窒化ガリウム)の充電器というのは、私も使っていて以前も紹介しましたが
「高出力でも小型で発熱が小さい」という特徴をもっている次世代の充電器です。

今回は、そんな90W出力の充電器、RP-PC128の特徴を覗いてみたいと思います。
特徴・スペック
サイズ
縦65 x 横65 x 厚さ32 mm
重量は、約185g
縦横は、小さめなスマートフォンの横幅を少し小さくしたくらいですね。
90Wを出力できる2ポートの充電器としては、かなり小型なサイズです。
出力
USBポート1出力 | 5V=3A, 9V=3A, 12V=3A, 15V=3A, 20V=4.5A |
USBポート2出力 | 5V=3A, 9V=3A, 12V=3A, 15V=3A, 20V=4.5A |
(入力:AC100~240V 50/60Hz 2.5A)
USB-Aポートはありません
USB-Cポートが二口で、出力は最大90W。
一口(1ポート)で最大90W出力されます。
ただし、この充電器にあるUSB-Cポートを2つ同時に使用する場合は出力が変わります。
同時に使う場合は合計で90W、片側での最大出力は60Wです。
つまり、片側が60Wならもう片方は30W、片側が45Wならもう片方は45W、ということになります。
・二つのポートを使用する場合…合計で最大90W(ただし、片側で最大60W)
デバイス別の充電時間は以下の通りです。
iPhone 11 Pro Max…約108分(30分で約53%まで充電 )
iPad Pro…約146分(30分で約34%まで充電 )
Samsung Galaxy S10…約107分(30分で約45%まで充電 )
MacBook Pro 15 インチ(2018)…約102分
USB-PD(USBパワーデリバリー)
この最大90Wという高出力で充電できるデバイスは、USB-PD(USBパワーデリバリー)という充電規格に対応しているものに限られます。
スマートフォンやタブレットは、最近の機種ならばほとんどが対応しています。(iPhone・iPad・Android各機種)
ただしノートパソコンの場合は、最近の機種が全て対応している訳ではないので注意が必要です。
※ノートパソコンにUSB-Cポートが有る=充電可能、という訳ではありません。仕様を確認してくださいね。
ちなみに、スマートフォン・タブレットは90Wでは充電されません。
機種によって変わりますが、おおむね9V×2Aの18W充電です。私のスマートフォンでは実際それくらいで充電されています。
「接続されているデバイスの数量や種類を検知し、自動的に最適な電流で出力」とあるように、デバイスメーカーの独自充電規格にも対応しているようですが、具体的な記載はありません。
※注意点
ケーブル(1.5m)が1本付いてきますが、種類はUSB-C to USB-Cです。iPhoneで使う場合はUSB-PDに対応したUSB-C toライトニングケーブルが別途必要になります。
まとめ
RAV POWER社から発売されたRP-PC128は、GaN(窒化ガリウム)を採用した充電器です。
1ポートで、最大90Wまで出力できる
それなのに、小型で低発熱
このような特徴を持っています。
ノートパソコンとスマートフォンを同時に充電できるって便利ですよね。しかも小さいし。
USB-PDデバイスを複数持ってる人には、もってこいの充電器です。
画像含むsource出典:RAV POWER
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