docomoから新しくスマホを購入すると、充電器(ACアダプター)は付属されていません
iPhone、Pixelには付属しているようですが、他Android端末には付いてきません。
docomoの製品情報を見てみると、「充電器は別売りです」と明記してあります。
これは他キャリア、auやSoftBankでも同様で付属しないようです。
これはもう一般的に知られていることで
「今さら何言ってるの?」
と思われるかもしれませんが…

「充電器は付属しません」
「えっ?」
「それって、おかしくない?」
私は、以前からずっとそう思っていますが
皆さんは、どう思われてますか?
事情?
充電器が付属されなくなったのは、いつ頃からだったでしょうか?
記憶がはっきりとしないんですが、たしかスマホの登場後だったはず。
7~8年くらい前ですかね?
MNP制度を利用してキャリア乗り換えをするユーザーを取り込む為、大幅な値引き合戦が行われてきました。
「端末代実質0円!」
「○○万円キャッシュバック!」
ばらまきですね(笑)
機種変更でも、端末購入補助として通信料の月々サポートは当たり前な話。
かなり安い金額で、新品スマホを手にすることが出来ていたわけです。
ただし、その大幅な割引を行う一方で、どこかでコストを削減しなきゃいけない。
充電のためのUSB端子は、機種・メーカーが違っても規格は基本的に同じ。使い回しの利く充電器はカットして端末のコストを下げようという事なんでしょうか。
ユーザーの取り込み・囲い込み・繋ぎ止めの為の激安販売ばらまきの代償
私はそう理解してます。
これは、docomo側からの指示でそうなったのか、製造メーカーからの提案でそうなったのか、実際の事情は、はっきりと解らないんですけど…
まぁとにかく、充電器は付属されなくなったわけです。
現状
2019年10月から、改正電気通信事業法が施工されることになりました。
・定期契約の解約違約金は上限1,000円まで
・定期契約の有無による料金プランの差額は一ヶ月170円まで
10月からは、大幅な割引は禁止。最大2万円まで、ということになるようです。
それにさきがけて
2019年6月から、docomoでは「端末購入補助の割引」は無くなりました。
分離プランってヤツですね。
今までは、月々サポートなどで半額近い割引がありましたけど、無くなっちゃいました。
端末が2/3の金額で使える「スマホおかえしプログラム」というものがありますが、これは割引とは言えませんよね。
端末の返却が前提だから。
どう考えてもリース契約としか思えません。
使用期間が限定される購入とか、ちょっとよく意味がわからないです(笑)

「えっ?なんかの冗談やろ…」って感じ。
Xperia 1も10万円を超えます。
他のハイエンド端末は約9万円。
一番安いものでも、arrows Be3の33,048円。安いとは言っても、3万円オーバー。決して激安ではないですよね。
ですが、全て充電器は付属しません。
ちなみに、「らくらくスマートフォンme F-01L」にも充電器は付属されていません。
※新規、契約の追加の場合は、ショップ対応で充電器が付く場合があります。
「そんなに充電器が欲しいなら、キャリア機やめて、SIMフリー機買えば?」
「充電器なんて、コンビニでも売ってるし別にどうでもいいじゃん!」
まぁ、そう言われれば、そういうことなのかもしれませんが。
充電器は、いまや何処にでも売ってます。
docomoショップは勿論のこと、家電量販店やスーパーやホームセンターにコンビニ、100均でも売られてます。
金額もそれほど高額でもないし、購入するのは簡単な事です。
ですが、私が言いたい事、思っている事は、そういうことじゃないんです。
電化製品
スマートフォンは電化製品です。
電気の力が無ければ何も出来ません。
通話はおろかパケット通信も出来ない、カメラも勿論使えない、何も出来ない単なるオブジェです。
だいたい一般的に売られている電化製品に、ACアダプターが付属していないって事あります?
ACアダプターが、オプション品扱いになってる事ってありますか?
いやいや
白物家電、TVやパソコン、ゲーム機にオーディオ機器など、ACアダプターは当たり前に付属してきますよね。
結構激安な価格で売られているものでも、普通に付属してますよ。
私はそこそこに長い間生きてきて、色んな電化製品を買ってきましたが、ACアダプターが無い製品にはお目にかかった事はありません。
普通、購入した電化製品はそのまま家に持ち帰ってコンセントに差し込んで使用できますよね。
付いてこないのは、スマホくらいのもんです。
電化製品にとって最低限で必要なものは、通電させるためのACアダプター(充電器)。
無いと始まらないもの。
誰にでもわかる、当たり前な話だと思うんですけどね。
安全な給電
まぁ、同じ電化製品とはいっても、スマホ以外のものは、入力するプラグ端子の形状が統一化されてません。
基本的に他の機器のACアダプターは流用することが出来ませんから、スマホの場合と同じように考えてはいけないのかもしれません。
ただ、ACアダプターが付属するというのは、重要な意味合いがあります。
電化製品に安全に給電させる、ということ。
異常のあるものや規格の違うACアダプターを使えば、機器にとって悪い影響を与えるのは明らかなことです。
それで「壊れたから補償しろ!」なんて言われてもメーカーは堪ったもんじゃないです。
そのために一般的な電化製品には、その機器にきちんと適応したACアダプターが購入時に付いてきます。
購入した機器が、誰でも正常に使えるように。
そんなこと普通は特別に意識する話ではないんですけど、安全に安心して使用出来ている訳です。
スマホの場合も同様であるべきだと思うんですけどね。
内部の仕様もバッテリーに関しても、正確に把握しているスマホ製造メーカーのACアダプターが、一番安心して使用できるものですよ。
しかし、docomoでAndroidスマホを購入した場合は、そこが省かれています。
自己責任
docomoの充電、ACアダプターに関する注意事項です。
純正品での充電を行うよう明記してあります。
つまり、docomoが安全基準を満たすと言っている充電器は、docomoでオプション品として売られている充電器のみ、ということですよね。
それ以外の充電器は動作保証の対象外なんです。
普通に考えて、もしも新品で購入したスマホのバッテリーや内部にトラブルが起きた場合、純正品以外での充電を行っていたなら一般的な無償修理には応じない可能性は大です。
そして、その純正品の購入は強制される訳ではありません。
通常、docomoショップでスマホを購入する際は、充電器が付属しない旨の説明があり、その純正品と呼ばれる充電器を推奨されます。
ですが「充電器は持ってるから要らないよ」と言えば、それでその話は終わります。それ以上は勧めてきません。任意なんですよ。
なんだかよく分からない状況ですよね。
「一体どうしろってこと?」と思うんですよ。
極端な言い方をすれば
「純正品買わないんだったら、充電は自己責任でやってね」
ということになっているんです。
なんだか新品のスマホなのに、保証や補償に関する事が曖昧というか、うやむやというか、非常に無責任な状況ですよ。
実際のところは、故障やトラブルがあれば「ケータイ補償サービス」での対応、という算段なんでしょうけど。
ですが月々の料金が必要なものですし、その他に幾らかの別途料金も取られます。
しかも元来は水没や落下破損などに対応する補償サービスですからね。新品の物の補償とは意味合いが全く違う別物です。
自己の責任で充電している、なんて全くもって異様な状況。
おかしな事が、まかり通っているなと思いますよ。
まとめ
高価なスマホを購入して、また別に充電器を購入しなければいけない。非常に不愉快でめんどくさい話です。
そして、保証や補償に関して曖昧でうやむや。分かりにくくて、非常にめんどくさい話。
とても、めんどくさい不便なことだと思っているのは私だけでしょうか?
度量が小さく器も小さい、ひねくれ者なのは否定しませんけど。
私は長年docomoユーザーやってますから、docomoの事として書きましたが、他キャリアの場合でも同様だと思います。
ACアダプター(充電器)は、必需品。
オプション品ではありません。
新品なんだから、最低限のものは提供するべきです。
器の小さいおじさんからの提言でした。
コメント